家系ラーメンの麺は立派なおかず
きらきらのいちねんせい
きらきらした中学3年間のテンションのまんま、高専に入学しました。僕こと松です。
…突然ですが、皆様は「高専ネタ」をご存知でしょうか。
だいたいこのクソブログを読んでくださっている高専生の皆様は、高専とはどういう場所か、高専生とはどういう人間か、身に染みてご存知かと思います。
とはいっても、高専だの高専生だのは、大きなジャンルを表す言葉にすぎません。実際に中にいる人間や、組織の体形は千差万別。大枠を言葉で表して「あるある」をネタとするのは、もはや味がしないぐらいには煎じた茶。それは承知であえて列挙すると
あたりが代表的に思います。アンサイクロペディアとか見て(丸投げ)
…
何が言いたいかって?
なんか本筋に関係あるのかって?
はい。正直に白状するとなにかとあれば「これだから高専は」とか思うのが大好きな1年生でした。
愚かですねぇ~~~~!
何が愚かかって、コミュニケーションの手段がそれしかないから、高専ネタに頼り切っていた人間だったというところが愚かです。
ただ、高専という特殊な環境下。その上、県外からの進学であったので顔見知りゼロという環境で、「確実に通じる話題」というものは、初期のコミュニケーションにおける重大な武器であることは間違いなく。ぶっちゃけ高専ネタ自体はなんとも言えませんが、高専ネタに頼り切ったコミュニケーションは愚か以外の何物でもありません。
なにが質悪いかって、高専ネタには淫夢ネタに近しい中毒性があるところ。
実際楽しいので否定しません。肯定もしたくないけど。
とかなんとか言うてますけども。
ぶっちゃけそんなこと、この年になってはじめて言っていい気はします。低学年や、高専に純粋に憧れている中学生にとって、「高専ネタ」や「高専生」という肩書は、新鮮で刺激的なものだし、高専を目指す動機となる場合もあると思うので。
要するに何が言いたいかと言うと、高専デビューミスった。
実際のところ仕方がない(言い訳)
いやだって、ミスったのは仕方ないところもあると思うんすよ(言い訳)
情報の不足
「高専に入りたい」との思いだけで6年間勉強頑張った15歳僕。しかしそんな、高校という常道を小4で簡単に捨てる変な奴、流石に周りが止めなかったわけではなく。親なり塾なりに結構いろんな高校をお勧めされました。
大抵のひき留められ方が
- 「高専に入ると人生が工学で決まっちゃうよ」
- 「自由なことは大学でもできるよ」
- 「ロボットとかやりたいだけなら高校でもできるよ」
- 「高専は将来や目的が決まってる人間が行くところで、行きたいからで行くと後悔するよ」
てな感じで。もっともな理由と、高専5年生の今になれば「高専生に夢見すぎちゃうか」な理由半々ぐらいな理由で引き留められます。中学で進路決定する時期は、前記事通りそこそこな賢さだったので、そこそこな学校は選べたのですが、そもそも勉強頑張ってる理由が高専に入るためだったので、今更高専以外を考えるつもりは毛頭ありませんでした。
しかしあまりにも言われるので、一応調べはする。ですが、ネットに上がってくる高専生話なんて、大抵武勇伝じみているのしかありません。ちゃんと探せばアレですが。しかし、そこは中学生のリサーチ能力。高専生みんな崇高な目的持った化け物という誤った認識を持ったまま、普通に高専進学決めちゃいます。
先述の通り、高専生と言っても人間千差万別。遂行な目的を持った人ももちろんいますが、8割ぐらいは僕と同じような目的のない人間だと知るのは、入学後少し経ってから。
高専に入学したいだけの一般中学生オタク僕が、実在しない劣等感と戦うために得たいと願ったものが「肩書」といった見える力や、「敵を知っている」という見えない力であることは自然と言えば自然。
県民性
単純ですが、県民性の違いは結構感じました。というか今でも感じてる。
僕の感覚ですが、僕の高専に在学する学生の比率としては
高専の所在する奈良県:隣接する大阪府:京都府:その他
5:3:1:1
ぐらいだと思います。ぼくは京都府民です。
しかも、奈良県というのは実質大阪府のベッドタウンのようなもの。
大阪府と奈良県の県民性にあんまり差が感じない(両方とも運転が荒い)ため、実質8:1ぐらいの感覚です。
んで、今更過ぎると思いますがマジで大阪と京都は相性さほどよくありません。悪くもないけど。関連して奈良県民とも微妙にかみ合わないな~~~~ってなることが多かったです。今もあるし。
県民性の違いによるズレは正直、高専ネタ常用による失敗と同じぐらいデカい気はします。中学まではコミュ障ではなかった(強調)のですが、マジで県が変わるだけで距離感つかめず、めちゃくちゃ地雷踏んでた気はします。
今となってはなんとかなるのですが、逆に地元のノリを忘れました。ごめんよ地元のみんな。