隙あらば自分語り

備忘録で雑記です。思想のゴミ箱です。自己顕示欲性廃棄物最終埋め立て処分場です。

クソガキの時分に異端なイベントを企画した話【高専カンファレンス】

コミケの原稿に追われている中開催される、現実逃避シリーズ。思い出した頃に書かれるブログ。

洒落にならないぐらいクソガキだったときのはなし

今でも十分クソガキ極まりない僕ですが、昔はもっとどぎついクソガキでした。懐古しているうちはクソガキなんだろうけど、とにかくクソガキでした。

どんぐらいクソガキだったのかは
hokuro510.hatenablog.com
を読んでいただけるとお分かりになられます。自分がどれだけクソガキだったのか説明することがしんどいので書きたくない。

今回はそんな2019年3月、クソガキが高専3年生~4年生春休みに企画した高専カンファレンスin奈良の備忘録です。
kosenconf.jp


高専カンファレンス

高専カンファレンスとは
高専カンファレンス」とは、その名称を用いて行われる、高等専門学校および高専生をテーマとする、勉強会をはじめとした各種活動(以下、「個別の活動」と言う)の総称、およびその集合体(以下、「コミュニティ」と言う)の名称のことを言います。

2008年6月の小さな集まり以降、高専特有のバイタリティ・結束感が生み出す高専内外のつながりを活かし、現在では既存の高専の枠組みを越え、全国的に広がっています。

http://kosenconf.jp/?about

丸々引用して、文字書きとして恥ずかしくないんかって話ですが、公式が一番正しいに決まっている。

ようするに高専カンファレンスとは、全国の高専関係者が企画する勉強会のことで、参加者がプレゼンを通して、各々の好きなこととか専門分野のLT(ライトニングトーク)をする楽しい企画です。

LT会といっても堅苦しいものではなく、本当にすごい専門分野のお話する人もいれば趣味の話、頭おかしい行為など、自由がフリーダムなイベント。

しかしこの高専カンファレンス、コロナ禍のせいで、2020年開催予定だった4つの大会が全部中止になってしまい、とうとう2021年は一回も開催されていません。

高専カンファレンスは事務局が開催のお手伝い、備品の管理をしてくれているだけで、開催は完全に学生、高専関係者の意思です。つまるところ、今現在高専カンファレンスは忘れられている。

死にゆく文化となってしまった高専カンファレンス。正直哀しい。誰かやる気のある人、僕と一緒に復活させましょう(フラグ)。


高専カンファレンスin奈良とこのブログ。

思えば、このブログを作ったきっかけは、高専カンファレンスin奈良を主催した後、関係各位にお礼と懺悔をする記事を書くために作られたんですよね。わあオリジン。

この記事↓
hokuro510.hatenablog.com
読み辛すぎてウケる。痛くてウケる。

この記事に関しては読んでほしくないのでざっくり概要を説明させていただきますと、この高専カンファレンスin奈良、「炎上プロジェクト」だったというお話です。

高専カンファレンス経験の浅いクソガキが一回お話ししただけの人をたきつけて主催者に仕立て上げ、運営経験者を巻き込むも計画がグダグダすぎて呆れられ、消滅しかけたところ当時どころか現在も大した面識がない後輩に泣きついて呆れられ、なんとか開催するも、紆余曲折あってなぜか当日大成功(?)した、という救いようのないクズの懺悔。

もう文字の色変えて太字にしちゃうもんね。

この記事を書くためにTwitterで#kosenconf_129naraのハッシュタグ漁って、当時の感想ブログ読んだら運営体制についてけっこうキレられてて草って感じだった。

おかげさまで当時の経験が生き、イベントの運営とかスポンサーの付いた行事とか、ビジネスっぽい交渉や取引が微妙に上手く舵取りできるようになったので感謝しています。

このクズが今ものうのうとブログ書いていられるのは、高専カンファレンスin奈良が「偶然大成功」したおかげです。

最近色々あり、そういえばあの高専カンファレンスはなんで「偶然大成功」したんだ?と思い出したので、この記事を書いています。その「なぜ」を自分の中で整理したのが本題です。


異端の高専カンファレンス

高専カンファレンスでは、技術系のテーマが多くプレゼンされます。そりゃそうだ、高専だもの。

しかし先述の通り、あくまでも主催者のテーマに沿ったプレゼンテーションであればOKなので、工学技術関係ない内容でもOKなわけです。実際の例だと、音楽趣味とか、木材、旅行、画像から場所特定、マイクラバ美肉・・・

まあ本来は技術系のテーマで話した方がいいんでしょうけど、こんな人種ほっといても技術の話しかしないんで大丈夫でしょう。

さて、そんな高専カンファレンスの魅力に魅せられた僕は、2018年の高専カンファレンスin京都にて高専カンファ初参加します。初参加なのにクソガキだから発表者としてトップバッター登壇しました。クソガキここに極まれり。ていうか3年前かよキッツ

kosenconf.jp

皆さんはよく知らないイベントに初めて参加するときは様子見しましょう!

ということで、まともな技術もくそもない僕はMinecraftのお話をしました。2018年高専カンファレンスin京都のテーマは「和」。テーマ要素皆無。

しかしそれでも多少はウケたので、クソガキはここで「そうか、面白ければ何でもいいんだ!」と勘違いしてしまいました。

高専カンファレンスin京都のちょっと前に、とあるイベントでお世話になった同じ学科の先輩が主催した「TalkCafe」というイベントで調子に乗った登壇をしたものだから、僕の中でLT会の前提がそもそもぶっ壊れていたと思われる。
sites.google.com


その結果生み出されたのが、クソガキ主催の大炎上プロジェクト「高専カンファレンスin奈良」です。

高専カンファレンスの一番オーソドックスな形式は、「現役or元高専生が、テーマに沿った技術系・趣味系のプレゼンテーション」をするスタイルです。もちろんNonITなどの例外もありますが、しかしクソガキはその前提がぶっ壊れていたので、登壇者を増やすために意味不明な勧誘を行っていました。

  • 「技術系のことで全く話せるテーマがない」と豪語する先輩に「大丈夫!大丈夫です!」と言って無理矢理登壇してもらった

→関西の高専カンファレンスでしばらく伝説となる「全員参加型スクワット野球応援歌合唱プレゼン」の誕生
 これ、マジで参加者、他登壇者のみならず、運営も度肝を抜かれるほどのインパクトを残していってしまい、その後2019年に開催された「高専カンファレンスin京都(139回)」でこの先輩が登壇した際、Twitterが少々ざわついていた。
kosenconf.jp
hokuro510.hatenablog.com

  • 先輩を勧誘したとき、ついでにその場にいた先輩の担当教員も勧誘した。

→おそらく史上初となる現役教員登壇者の誕生
→なぜか先生が子連れで登壇したので史上最年少(当時3歳)登壇者も誕生
 もう文面のまんまで情報量多いけど、先生のプレゼン内容も中々すごく、「ソサエティ1.0原始時代高専」なる概念を真面目に舞鶴高専と行っていたというすごい内容。


この時点でけっこう異端ですが、そもそもの運営面自体も異端で、

  • ほぼ前代未聞の昼休憩ありカンファレンス

 当時のクソガキのLT会という概念はTalkCafeに支配されていたので、大抵午後スタートの高専カンファレンスでは異例の午前~午後開催に。
 そのせいで会場明け渡しが17時とかになってしまい、カンファレンス参加者恒例の打ち上げ食事会をするにも微妙な時間を作ってしまった。

  • 普通は用意されているTwitchライブを何も考えておらず、プロ運営に用意してもらうも白飛び

という、従来の高専カンファレンスの形式にほとんど沿っていないひどい有様。
昼休憩に関してはランチという概念に混乱した参加者から連絡来るわお昼ご飯マップを用意するわでかなり迷惑をかけた模様。遠方参加者はせっかく奈良に来たのにろくに観光する時間も得られなかったらしい。

今となっては懐かしき思い出。もう3年前ってマジ?

今でも母校の方ではLT会は生きているらしいけど、こういったオープンなイベントのLT会はわりとなくなってしまって悲しい昨今。「ないなら企画すればいいじゃない!」とは思いますが、このときの記憶が横切って自粛する僕の懐古禄でした。以上!