ソシャゲってやっていますか?
まあ今回はドールズフロントラインのお話なんですけど。
やってないゲームを簡単に紹介する
やってないというか「やってた」なんですけど言い訳っぽくなりますね。
ドールズフロントラインは、中国SUNBORN社のソシャゲで、本名は「少女前線(ガールズフロントライン)」になります。日本版タイトルがドールズフロントライン、略称ドルフロ。
19年の配信開始直前に、ガールズフロントラインの名称が日本国内で商標登録されていて名称が使用できない事件が発生したせいで名前が変わったとかいうかわいそうなゲームです。
全然関係ないけどウマ娘来るまでは中国資本のソシャゲ超強かったね。主にじゃんたまやアズレン、アークナイツのYosterとか、崩壊シリーズ、原神のMiHoYo Otaku Tech save the worldとか。しかしドルフロを作ったSUNBORNは元は同人サークルで、サークル初作品である前作「パン屋作戦」と同じ世界設定で二作目が商用第一作という、まさしく中国版TYPE-MOONって感じの企業です。
ゲーム内容は端的に行ってしまえば「銃の美少女化ソシャゲ」なんですが、先述の通りTYPE-MOON作品並の世界観設定と濃密なストーリーで構成されており、最近よく見る「ミリタリー&政治劇系SF」が楽しめます。蒼き鋼のアルペジオとか好きな人はたぶん好き。
ゲームシステム自体は面白いし、バランスもたぶんいい。けどなにせボリュームというか攻略に体力を使うので、アークナイツとかしんどいって人はたぶん無理です。アークナイツはあれ難易度がソシャゲじゃねえだろ
ちなみにドルフロの本編シナリオ、後半に行くにつれ「少女たちの戦場ドラマ<<<<<おっさんたちの政治活劇ドラマ」になってきており、プレイヤーにネタにされています。
コレどちらも少女前線なんですよね
— KULOIJI _創作翻訳 (@kuroijisan) 2021年9月24日
スピンオフと本編の格差がでかすぎる pic.twitter.com/hx7MtRPGuZ
いい加減本題
大昔に
hokuro510.hatenablog.com
って記事を書きました。結局作ってないんですけど、僕はこのゲームで一番このUMP45が好きです。好きなだけでなく個人的な因縁がそこそこあります。好きな理由やどんな因縁があるかは上の記事にアホほど書いてるので読みたい人は読んでください。
この記事書いてるほんの一時間前に、VFC UMP45 GBBが届きました。
UMP45を作っているHK社公式ライセンスのエアーソフトガンです。実銃以外では一番クオリティが高いUMPトイガンですね。クオリティが高いだけでなく、輸入量がそもそも少ないので、入荷あるたびに即完売のいわゆるレア物。サバゲーにもっていけばちょっとヒーローになれます。
ということで、今回は国内で手に入るもので可能な限り良いパーツを使用し、ドルフロのUMP45が使っているUMP45(ややこしい)を再現するべく、劇中の装備を考察していきましょう。
ややこしいから、今後女の子の方は劇中でも呼ばれているように「45姉」、装備している銃の方を「UMP45」と呼びます。
実は
今回購入したUMP45の前に、ARES製の電動ガンUMP45を持ってました。
そちらの方でも既にドルフロ版UMP45装備を再現済みで、コスプレイヤーさんに貸し出したりもしました。
cosplay💥
— 天乃 そら🐼☁10/23撮影会 (@srmmm03) 2020年11月8日
ドールズフロントライン / 少女前線
UMP45
「虫ケラが。」
📸 (@XFILALX )#ぞーぞぞphoto pic.twitter.com/AOHStk8pYJ
自慢の我が子の晴れ舞台。まあわが子売っちゃったけど。これ一点やらかしたところがあって、サバゲーで使ったときにフィールドがつけてくれた初速確認済みのタイラップがストックにつけっぱなしなんですよね…。
公式画から考察する
45姉さん、ストーリーにおける裏主人公的立ち位置だし、人気キャラなので公式からの供給が割とあります。グッズも多いです。まずそれらの資料から装備を考察していきましょう。
(ドールズフロントライン公式のコンテンツ利用ガイドライン:https://gf-jp.sunborngame.com/guide.phpに則り使用しています。また、画像についてはhttps://wikiwiki.jp/dolls-fl/より引用させていただいています。)
このゲームでは、戦術人形(擬人化銃たちのこと)を上限まで育てると、課金してレアアイテムを使うことで能力上限解放できます。その際にグラフィックも変化します。艦これの改二システムそのままです。
MODもかわいいよね。
日本版初の大型イベント「キューブ作戦」におけるタイトルイラスト。同時に45姉含む404小隊初のメインイベントとなります。正直、記事執筆段階に供給されている公式イラストの中で、このイラストが一番詳細にUMP45を書いているんですが、この時の装備はこれ一回きりで以降登場しません。なんでやねん。
そもそものお話ですが、ドルフロに絵を供給している絵師さん達のうち、全員が銃器に詳しい(銃器趣味な)人達ではないので、彼女たちの持っている銃についてあまり詳細に書き込みされていないことも多いんですよね。Google検索でも大した情報が出てこないようなマニアックすぎる銃も登場するので、一概に絵師さんが悪いというわけではないんですけど!
45姉を担当している絵師さんは、まあ、あまり細かく書かれない人です。
逆にM200あたりを書いている絵師さんは詳しすぎて怖い。
※銃を持っていない絵はスキップ
以下イベントCG。
のつもりだったけどすごい収集がめんどくさかったし足りる気がした
以下公式グッズ
www.goodsmile.info
www.littlearmory.jp
UMP45の公式設定画が見れるドールズフロントライン 公式設定画集 VOL.2誰か買ってください
ドールズフロントライン 公式設定画集 VOL.2 (電撃の攻略本) | 電撃ゲーム書籍編集部 | 趣味・実用 | Kindleストア | Amazon
以上から、UMP45の装備は「MOD前」と「MOD後」に大別されることが分かります。
ホロサイトが乗ってるMOD前と
チューブタイプのドットサイトが乗ってるMOD後。
これらの光学機器以外に装備されているアクセサリはフォアグリップとサイレンサーで、フォアグリップに関しては両者ともナイツアーマメントのフォアグリップで共通しています。
ameblo.jp
こちらの実物は日本での入手性もよく、比較的安価で手に入ります。ただし、相当古いものなので、レプリカでもじゅうぶん問題ないかと。それに米軍放出品の実物だと、戦争を経験している可能性がある…
そしてサイレンサー。結論から申し上げますとたぶん実在しないかドマイナー装備。あまり銃を書き込まない絵師さんなのでたぶん前者。
ただの真っ黒い筒だし、あまり参考にならないキューブ作戦絵からして、おそらくUMP純正のサイレンサーなんだろうなと思うんですけど、ところどころディテールが違うのでにゃーんという感じです。
www.amazon.co.jp
仮に純正サイレンサーだとして、UMPにはバレル一体型のサイレンサーと、QDタイプサイレンサーがありますが、おそらく見た目的に前者と思われます。参考にならないキューブ作戦絵ではこの2つが混ざってる気しかしない。
こちらは実物入手しようとするとお縄の可能性があるので、各エアソフトガンメーカーが販売しているレプリカがいいと思います。
光学機器について
続いてMOD前の光学機器について。
見た目からしてEoTech社のホロサイトであることは確定ですが、問題はどの製品か。有力候補は551か553。
www.specwargear.com
www.opticsplanet.com
この2つの外見上の大きな違いは、CR123電池を使う553のほうが鼻が長かったり、ピカティニーレール取付部がネジ式の551なのに対し、553ではQDマウントを採用している点等が挙げられます。
これに関してはサービス開始時タイトルイラストが決定的で、ホロサイトの左側面にQDマウントが確認できるため、553で確定と思われます。
...553で確定と言い切りたいところなんですが、公式コラボプラモデルであるリトルアーモリーの方ではネジ式の551が付いている謎。リトルアーモリー側の検証ガバだと思いたい。
ホロサイトの実物はン万円~10ウン万円未満でヤフオクで買えます!!!!ただし、ホロサイトは「アメーバ(唐草)」という経年劣化による幾何学的きしょい模様が接眼レンズに現れます。
たぶんXPSあたりの新品を買った方が満足できるでしょう。
そしてMOD後の光学機器について。
こちらも見た目からして、Aimpoint社のCompM2、CompPROと思われます。
www.aimpoint.com
www.aimpoint.com
似たような形のものとして、M2の後継機のM3がありますが、対物レンズ側がちょっと長いのでたぶん違います。ウィンテージダイヤルの形がちょっと違うのはご愛嬌。
マウントはWilcoxのMk18マウントとオタクのお兄さんが言ってました。
www.ebay.com
これらのドットサイトも、ヤフオクとかで中古を3万~で買えるし、比較的出来のいいレプリカも~1万でAmazonで買えるので、ホロサイトよりも入手しやすいかと。ただしM2に関してはホロサイト同様、古い商品なので終売になっており、状態のいいものが買えるとは限りません。
…そもそものお話ですが、ドルフロの本編年代は2062年なので、EoTech55xホロサイトにしろ、Aimpoint M2/PROにしろ、この時代に通常使用に耐えるレベルで現存していたら戦争博物館行き並の骨董品じゃないですか?45姉の右腕パーツより見つからないと思う。
総評
実物装備で固めると、銃本体代の2~3倍お値段するので再現ガチ勢は頑張ってください。僕も頑張るんだからさ。