隙あらば自分語り

備忘録で雑記です。思想のゴミ箱です。自己顕示欲性廃棄物最終埋め立て処分場です。

全然苦労してない大学編入体験談【三重大学工学部電気電子工学コース】

2021/4/22 追記

先日よりアクセス増加していてなんでじゃい思っていたら、大学が編入募集要綱公開したんですね。

受験生の皆様、紛らわしいタイトルでごめんなさい。肝心の三重大電電編入に関する情報は皆無です。内容としてはほとんど受験全体の体験談です

これからの受験生活、こんなことしてた人もいたんだな〜程度の、反面教師程度に見ていただけると幸いです。

 

 

お久しぶりでございまし。

 

題にもある通り、先日三重大学工学部電気電子工学コースの推薦編入学に合格いたしました。松です。

どうやら高専界隈では、体験談を書くまでが編入学らしいので(?)

全然更新していない当ブログですが、先人に倣って(?)僕もタラタラ体験談書いていこうと思います。

 

ここで注意なのですが、僕の編入受験は全くと言っていいほど苦労していません。まじで。

 

流石に努力ゼロではないですが、あんまり参考になるようなものではないです。まじで。

 

受験の参考にしたいとかいう変人がいれば、最後のまとめと受験生に向けてだけ読んでください。

 

1年〜3年

入学時から3年生までの僕の成績ですが、客観的に見て中の上だったと思います。

総合成績がだいたい70後半〜80でうろうろ。

ただし、運悪くなのか運良くなのか、同期の上位がアホみたいに賢い。

そのせいで、席次が常にクラスのど真ん中(比喩抜き)、僕の平均成績点=クラスの平均成績点(比喩抜き)で、ミスターアベレージなるあだ名がつきました(比喩抜き)。

このミスターアベレージがのちに響くこととなります。

 

4年

僕の高専では、編入学の推薦試験を受ける許可を得るための、成績の要件があります。

この計算式が微妙に複雑で、

 

1年と2年の平均+3年+4年×2の成績平均が80点以上

 

を満たせていれば、推薦を受けさせてもらえるわけです。

 

さて思い出してください。

ミスターアベレージ君、微妙に推薦狙える範囲ですね。

 

貰えるものなら貰いたい。楽して大学行けるなら行きたい。

自然な道理ですね。

ということで、めちゃくちゃ頑張りました。テスト、めちゃくちゃ頑張りました。

後期中間だけ息切れしてミスターアベレージになりましたが、めちゃくちゃ頑張ってなんとか推薦をもらえました。

4年生の最終成績が86点だったはずです。

 

…それでも、僕のクラスめちゃくちゃ賢いんですよ。4年生になり、今まで対して頑張っていなかったような人が頑張りだして(お前が言うな)、1点差で順位が3位は落ちるとか言う魔境になりました。その結果、席次は上位1/3止まりになりました。

 

志望先の決定

なんですが、これが一番やばかったです。

全然決まんない。

 

通常、進路決定は4年の夏〜秋までに決まっていればいい、と言われていますが、これはちょっと違うと思います。

結論だけで言うと、

• 賢いところを志望するなら3年で決める

• そうでないなら4年秋で間に合う

です。

これをしないと何が起こるかと言うと、僕の実例ですが

5年4月の段階で第一志望を諦める

という悲劇が発生します。僕の場合は後述して結果オーライですが、普通そんなことはないと思いますので絶対しっかり計画立ててください。

クソ長いから分割。

 

当初の志望先(4年生の夏前まで)

まず、高専から進学するとなると専攻科か大学編入となるのはご存知かと思います。

進路決定の段階では、専攻科を選ぶ強い理由(後述)が無かったので、大学編入一本で考えていました。(松一族の意向が大きいのもありますが。)

高専からわざわざ私学を選ぶ理由も無いので、これもメインからは除外しました。

ということで、当初は近畿圏の国公立大として大阪府立大、第二に専攻科、第三に同志社大学としています。

 

…専攻科と同志社大学をした二つに据えた理由は今も変わらないので、先に述べると

専攻科

  • 最終的に大学院まで見据えているので、大学がコケても院を目指せるから
  • 環境を大きく変えることがなく学習、研究を継続できるから
  • 安い。

同志社大学

  • お金がある。
  • 通学圏(地元的に)
  • ネームバリュー
  • 就職に強い。

です。ぶっちゃけ第二、第三以下はメタな理由で選んでいいと思います。

 

志望先の変更(4年生11月)

編入希望生、とくに僕と同じ高専の人は口煩く言われていると思いますが、目的なしで編入するのはやめといたほうがいいです。

大学生活がしたいからとかじゃなくて、何がしたい(学びたい)から、という強い目的がないと、受験の段階でしんどくなってロクに勉強せずに結果大学落とします。そんな先輩を一人二人どころじゃなく見てきました…。

 

とか言いますが、僕の編入理由もどちらかと言えば希薄でした。勉強を続けたい!って言うのは嘘偽りありませんが、別にずっと勉強してたいわけではなく、メタ的な理由も多分に含まれてます。そしたらそんな気配を先生に察されたのか、「もっと目標持って大学を選びなさい」と怒られました。

ここで僕は自分の大学選びが甘いのではないか?と思い、他のクラスメイトの志望先を聞きます。

 

北海道大学

筑波大学

 

そうです。賢いんです。うちのクラス。

ここで、僕は「ひょっとして、高専の大学編入ってそこそこ名門を目指すものなの!?」と思いこみ始めます。

そして迷走が始まりました。とうとう東京まで新幹線で行ってしまうほどには迷走しました。詳しい過程は省きますが、最終的に旧帝大除けば最高の一角である電気通信大学を目指すことになります。

 

電通大受験(4年11月〜5年4月)

さて、今の僕のレベルでは明らかに難しい電通大。正直11月段階から受験を志すにはあまりに無謀です。

でも先人のお伝え通り、先生の言う通り、電通大を志望している期間は明らかに勉強に身が入りました。今思えばそうですよね。落ちた時目も当てられませんが、受かるとそこそこハイレベルですし。

流石に一般一本だと怖いですが、推薦も受けれると自信も違いますので、受験勉強だけでなく成績稼ぎも頑張りました。

その結果、学内推薦の基準が満たされたのは先述の通りですが、、、、

電通大の推薦受験基準を満たしていませんでした。

 

電通大の推薦受験基準に、「席次平均が上位20%以内」という項目があります。

 

思い出してください。

 

僕はミスターアベレージです。

 

一番頑張った4年生の席次平均でも上位33%です。この時点で推薦が受けれないことがわかりました。この時がだいたい2月末です。

 

この時はまだ一般受ける気でした。ですがこの後コテンパンに現実を見せられます。

もう箇条書きにしちゃおう。グダだし

  1. 11月に変更したため、情報が完全に不足している
  2. 3〜5月に毎月予定されていた編入説明会がコロナで全部中止
  3. 試験日のスケジュールがめちゃくちゃ悪く、受験すると他の試験がほとんど受けられなくなる可能性が判明
  4. ↑により、受験した場合せっかく得た推薦権が使えない
  5. コロナ禍で自習の質がめちゃくちゃ低下した

 

…という散々な状況になり、最終的に受験を諦めました。詳しく説明していきましょう。

  1. について…自業自得だが、11月の説明会と文化祭に直接出向いたのでさほど大きくはない
  2. について…上述通りだが、モチベ低下にがっつり関わった。
  3. について…完全に急な志望先変更によるスケジュールの矛盾が原因。現在はコロナ禍の影響でリスクなく受験できるが、当時はまだお先真っ暗。
  4. について…推薦権使えなければ、完全に4年の1年間が無駄になり本末転倒。他のいい大学を低リスクで進学できるメリットを捨ててまで電通大を選ぶメリットがない。
  5. 正直僕は悪くないとおもっている。数少ない県外から通っている学生なので、勉強会しようにもしんどい。定期券も切れた。

 

完全に見通しが甘い。言い訳しようがない。が、コロナの影響も大きい。先に渡る見通しが不透明な中で、リスクの高い選択をするのが賢い選択肢とは言えません。

ということで、指導教員の先生と相談したりして、最終的に諦めることになりました。

 

三重大学受験(5年4月〜6月)

突然三重大学出てきました。

完全に記述していないだけなのですが、電通大を志望する前に、大阪府立大から三重大学に変更していて、電通大志望後も第二希望にはずっとありました。

これが、先に述べた「結果オーライ」ポイントです。

つまるところ、本来の志望先に戻ってきただだけです。

そのため、電通大を諦めたことに関してはほとんどノーダメージでした。おそらく常人は心折れてるんじゃないかな…

一応、三重大学の志望理由を挙げておくと、

  • 専攻である通信系に興味のある研究がある
  • 近畿圏にほとんどない「オーソドックスな工学部」がある
  • 自分のレベルに合っている
  • マンモス校で複数学部が一つのキャンパスにあるので、高専で培ったコミュ障をぶっ壊しに行ける

という立派な志望動機です。

 

さて、肝心の受験ですが、理工学系の編入試験は5〜7月がほとんどで、5月で募集が始まります。

しかし、このコロナ禍。5月時点では、殆どの大学が試験実施日未定となっている前代未聞の状況でした。(書いてる現段階で、三重大学工学部の一般入試はまだ未定です。)

そんな中、面接試験だけの推薦入試はなんとzoomで行うとのことで、例年通りに行われました。

 

試験官の方々に志望動機を聞かれた後は、プロフィールや推薦書に書いてある内容から、質問を受けるという極々普通の面接。

試験官の方々が全くと言っていいほど厳しい雰囲気が無く、終始和やかに談笑をしていた感じで、20分程度で面接が終わりました。

 

で、ドキドキの10日間を経て合格発表があり、合格しました。

 

まとめ

完全にぶっちゃけてしまうと、僕の受験というのは、

元々他の大学を志望していた学生が、先生や環境に流された結果、名の通っている大学の夢を見るが、非情な現実によって元の志望に戻ってきた

ことになります。

しかも、ここまでだらだら書き連ねておいて、実際にやったことといえば

推薦獲得のためにしたテスト勉強&面接

です。こんなん日常の延長です。

僕の高専の専攻科の推薦試験が、コロナの影響で書類面接だけになったので、これに受験して合格している人たちが一番なにも苦労をしていないのですが、僕も大概楽して進路決めた部類です。

 

未来の受験生に向けて

完全に持論ですが、大学を選ぶ際には、同級生も先生も鵜呑みにしてはいけません。

完全に根に持ってますね。悪いのはどう考えても僕ですが。

 

そして、やりたいことなんてバッチリ決めなくていいです。

自分が何をしたいのかとか、わからない人の方が多いと思います。僕も今は電波がやりたいですが、それはあくまで「大学でやりたいこと」であって、今後生涯続けていきたいわけではないです。

今ほんとにたまたま偶然何に興味があってとか、何が出来るから、程度でないと病みます。

ただ、自分の選択には責任を持ちましょう。グダグダしたり後悔したりします。

現に右往左往しまくった僕の受験ですが、自分はこの結果に満足してます。といってもまだ入学すらしてないんですが。

 

それと一番大事なのは、さっさと決めてブレないこと手段を選ばないことだと思います。

ここまで読んでくださった人なら、僕の心から出た言葉であることがわかると思います。

 

総評として、僕の心の弱さが顕著に影響した受験だったと思いますが、いい結果といい気づきが得られたので、トゥルーエンドって感じでした。俺のキャンパスライフはこれからだ!